株式会社 読売広告社(本社:東京都港区 代表取締役社長:菊地英之)都市生活研究所では、この度、住民の街への評価を明らかにする“シビックプライド調査 2025※”を実施し、そのランキング集計の結果概要を発表いたします。
目次
- 初の全国調査の結果、シビックプライド総合1位は「中央区(東京都)」
- 総合ランキング1位~30位結果
- 総合ランキング結果上位のポイント
- 総合ランキング上位の注目自治体
- 年代別ランキング上位のポイント
- 男女別ランキング上位のポイント
- 31位以下の全自治体総合ランキング全公開
- シビックプライド調査2025概要
- シビックプライド調査に関するお問い合わせ
初の全国調査の結果、シビックプライド総合1位は「中央区(東京都)」
当社は2008年より市民や街に関わる人たちが、その地域、街に対して持つ意識「シビックプライド」に関する研究を行っています。今回は初の全国調査を実施し、全国278自治体の中で、2021年にトップだった中央区がNo.1に返り咲きました。
※ 調査対象:全国の住民人口10万人以上の自治体(278自治体) 20歳~64歳男女 居住者
*「シビックプライド/CivicPride」は、株式会社読売広告社の登録商標です。

シビックプライド/Civic Prideとは
シビックプライドとは、その都市に対する誇りや愛着のことで、都市をより良い場所にするために自分自身が関わっているという当事者意識に基づく自負心といえます。
総合ランキング1位~30位結果

ランキング集計方法について
総合ポイントは、【愛着(この街に愛着を持っている)】【誇り(この街に誇りを持っている)】【エンゲージメント(この街と自分の人生は切り離せない)】の3指標のスコアを足し上げ300点満点化、小数点第二位までを算出したものです。
総合ランキング結果上位のポイント
総合ランキング1位について
<総合1位>中央区(東京都)
銀座の華やかさだけじゃない、生活者目線の丁寧なまちづくりが評価
中央区といってまず思い浮かぶのは、日本を代表するショッピングエリア・銀座や、勝どき・晴海エリアのタワーマンションが林立する近未来的な都市の風景、超都心ならではの抜きんでた交通アクセスの良さ、日本橋エリアに残る歴史的建造物や、歌舞伎座などの伝統文化があります。
これらに関する評価が高かったのはもちろんですが、今回No.1獲得を牽引した要素は「歩きたくなる個性豊かなまちの魅力」と「公共施設や公園に対する評価の高さ」でした。例えば人形町や八重洲、八丁堀などは江戸時代から受け継がれてきた小路や老舗もあり、商店街や個人商店も充実しているなど、歩いて楽しく、個性豊かで人に寄り添った街並みが多く残っています。
また、2022年にオープンして人気の「本の森ちゅうおう」をはじめ、住民がボランティアとしてサポートもしている公民館やスポーツ施設での習い事支援、整備され快適な憩いの場になった「隅田川テラス」、「太陽のマルシェ」「大江戸まつり盆踊り大会」に代表される地域イベントの存在は、日々の暮らしを豊かに彩っています。
これらが結果として住環境やワークライフバランスに対する満足度の高さ、継続居住意向の高さなどに繋がり、シビックプライド向上に貢献していると考えられます。
外から見ると華やかな商業都市のイメージが先に立つ中央区ですが、その実、毎日の暮らしに寄り添った生活者目線の丁寧なまちづくりがなされていることがわかります。
※1 2021年は関東圏・関西圏における住民人口10万人以上の自治体(151自治体)における順位
中央区シティプロモーション推進課からのコメント
中央区は2026年度に区制施行80周年を迎えます。本区は、江戸開府以来日本の文化・商業・情報の中心として発展してきました。一方で、こうした都心機能の集積の中で、人口は昭和28年をピークに減少し続けたことから、「都心に人が住めるようにしよう」を合言葉に、住環境の整備や子どもから高齢者まで世代別のニーズを踏まえた福祉、教育施策、地域コミュニティの維持・活性化、快適・安全で暮らしやすい区民生活の実現に向けた総合的な施策の推進などに取り組んでまいりました。こうした取組が今回の調査結果につながったものと思います。近年、多くの方が新しく区民になってくれていますが、新旧住民のさらなる地域への誇りや愛着心の醸成を目指しシティプロモーションに取り組んでいきたいと考えております。
総合ランキング上位の注目自治体
<総合3位>高槻市(大阪府)
細やかなアップデートをし続ける、ウェルビーイングなまちづくりで躍進
過去3回の調査においても、常に30位以内※1を維持していた高槻市が初の全国調査で3位と大きく躍進。これまで関西エリアのトップだった西宮市を抜き、関西No.1になりました。
これまで高槻市は、大阪・京都のベッドタウンとして、交通利便性や生活利便性の高さから「住み続けたい」街として評価されていました。今回さらに、「遺跡」という歴史資産を活用して街の魅力を伝える“ストーリー性”が高まった点に加え、かねてより進行している駅前再開発、地域密着型のショッピングセンターの開業、府内初となる子どもの医療費完全無償化など、暮らしやすさをアップデートしつづけている点がランキング向上に貢献したと考えられます。
ウェルビーイングに関するほとんどの項目について全国平均を大きく上回った高槻市は、これまでのコンスタントな努力の結果、すべてがバランスよく整った街として住民の評価を獲得した街といえるでしょう。
※1 関東圏・関西圏における住民人口10万人以上の自治体(151自治体)における順位
年代別ランキング上位のポイント
地域とつながりたい若年層、自分好みの過ごし方を重視する年配層
20代・30代のTOP3は「高槻市(大阪府)」「明石市(兵庫県)」「西宮市(兵庫県)」と関西圏の都市が独占。50代以上のTOP3は「中央区(東京都)」「文京区(東京都)」「渋谷区(東京都)」と東京都心が独占という対象的な結果に。
※ 年代別分析はサンプル数の関係上、政令指定都市、中核市、東京都区部(千代田区除く)に限定


東京都心エリアが上位を占める50代以上に対して、若年層が誇りを感じる街は、高槻市や明石市、鹿児島市や那覇市、高崎市や金沢市など、様々な地域の都市が上位にランクイン。
それらの都市の若年層は、50代以上と比べると、地域とのふれあいやつながりを感じることをより重視し、実際に地域イベントへの参加や地産地消、地元企業の応援などまちのための様々な活動に時間を割いていることがわかりました。若年層のシビックプライドを高め、まちへの定住を図るには、若年層が主体的にまちと関わる・活動する場や機会をいかにつくるかが、鍵と言えそうです。
男女別ランキング上位のポイント
古き良きを愛する男性、新しい変化や刺激を求める女性
男性1位は「文京区(東京都)」、女性1位は「港区(東京都)」に
※ 男女別分析はサンプル数の関係上、政令指定都市、中核市、東京都区部(千代田区除く)に限定


総合では7位だった文京区が男性でトップに。女性1位は総合2位だった港区でした。文京区では、地域との関わりや伝統・歴史・文化の豊かさが高く評価され、港区は新しい変化や刺激・情報に触れることができるという点で平均を大きく上回る評価を得ました。また男性では、総合26位だった高崎市(群馬県)が4位に順位を大きく上げるとともに、TOP10のうち5つが関西圏の都市だったのに比べ、女性ではTOP10に関西圏の都市は2つのみ、札幌や函館など北海道エリアの都市が入るなど、男女でランキングの顔ぶれが異なる結果に。
自治体によっては、男女のランキングの開きが60位以上もあるなど、同じまちでも男女で大きく評価が異なるケースも多く見られました。
31位以下の全自治体総合ランキング全公開




シビックプライド調査2025概要
■調査方法
インターネット調査
■調査対象者
以下の調査対象エリアの自治体に居住する20~64歳の男女
■調査対象エリア
全国の人口10万人以上の278自治体
※東京都区部はすべての区を対象
■調査内容(主要な聴取項目)
・現在 住んでいる街(自治体)に対する意識
・現在 住んでいる街(自治体)や地域における普段の行動
・現在の街での暮らしにおける生活満足度、ウェルビーイング評価
■有効回収数
49,778サンプル
※政令指定都市、中核市、東京都区部(千代田区除く)は300サンプル。それ以外は100サンプルを回収目標に設定。
※各自治体の人口構成比に合わせたウェイトバック集計を行った。
■調査時期
2025年11月
■調査委託先
マクロミル
シビックプライド調査に関するお問い合わせ
今回の「シビックプライド調査 2025」についてのお問い合わせは、下記「CONTACT FORM」よりお願いいたします。
また、各自治体ごとの<強み><課題><提案>の3点をまとめたレポートのご提供も可能ですので、詳しくお知りになりたい方は、その旨お問い合わせください。
〈 シビックプライドリサーチ分析レポート例 〉

※当社の判断により、競合他社など一部の方へのご提供をお断りさせていただく場合がございます。
