■全国で初めて「シビックプライド」を掲げた「さがみはらみんなのシビックプライド条例」を制定した相模原市にある富士見小学校の取組み
■6年生の生活科・総合的な学習の時間で「相模原市のシビックプライドをあげよう」というテーマで授業を実施
■小学生たちは、実際に街に出て相模原に住んでいる人に話を聞き、相模原をもっと好きになってもらうため、地域マップやPR動画をつくったり、地元野菜でふりかけをつくったり、シビックプライドに関する意識調査を実施したりした
街の未来をつくる子供たちの目から見た
「シビックプライド」とは?
もともとは、相模原市のシビックプライドランキングの順位が低いことに子供たちが課題を感じて「どうやったら順位が上がるんだろう」と考えることから始まった、富士見小学校でのシビックプライドをテーマにした授業。
その中で一番大事だったのは、子どもたちが実際に街に出て、街を歩き、街の人に話を聞いて、街と直にかかわりをもつことでした。
机に座って勉強するだけではなく、自ら街を体験することで子供たちが気づいたのは「みんな、相模原が好きというけど、好きな理由を即答できない」ということ。
そしてその課題を解決するためには、シビックプライドという言葉を広めるのではなく、まず相模原を好きだと即答できる“理由”をつくることが大切なのでは、という仮説です。
「シビックプライドアクションとはこういうもの」という既存の考えにとらわれず、自らの体験から課題を導き出す子供たちの姿勢に、わたしたちも学ぶことが多い事例です。