PROJECT STORY
「ねぶたのかけら」とは
青森の人が一年で一番盛り上がるという、ねぶた祭り。
そのねぶたも、祭りが終わると解体され、産業廃棄物として捨てられてしまいます。
そんな「ねぶたのかけら」(実際に運行したねぶたの彩色和紙の希少な端切れ)を 青森の「シビックプライド資産」として捉えなおし、 名刺入れへとアップサイクルしました。
デザインにこめた思い
ふたを開けたときに、ねぶたのかけらが灯っているような感覚になれるように、
ねぶたのかけら以外は黒い紙を使用。手にするたびに、ねぶた祭りの景色を 思い出せるようなデザインを心がけました。世界にたった一つの名刺入れ
実際に運行したねぶたの彩色和紙から切り取ったかけらを使用しているので、
よく見ると、ところどころねぶた師の下描きの跡が透けて見えたり、運行を経て 色が褪せていたり―生きたねぶたの宿る、世界にたった一つの名刺入れです。
サステナブルへのこだわり
名刺入れは、ねぶたのかけら以外の部分も、すべて紙だけでできています。
さらに、外箱づくりでもサステナブルを意識しています。
印刷しない「型押し」でロゴを表現し、オリジナルのグレーのバンドで 留めることで、何度もくり返し使ってもらえる外箱を目指しました。
コメント
ドットや透かしなど、ねぶたの特徴的な技術が詰まっていて、ねぶたがどのようにつくられているか(蝋で書き、蝋点を打ち、ぼかし塗り など)を説明できるので、これを選びました。
青森県の様々な地域を巻き込んでシビックプライドアクションを展開することで、それが大きなうねりとなり「わたしも参加したい!」という仲間が増えていく、そんな活動に育てていきたいと思っています。