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TOPCIVIC PRIDE ACTION一覧シビックプライドを胸元に。

青森県|2023

シビックプライドを胸元に。

「ねぶたのかけら」をアップサイクルした、
「シビックプライド名刺入れ」を制作。
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普段なかなか目で見ることのできない「シビックプライド」を形にし、身につけられるプロダクトとして生まれ変わらせることで、使うたびに地域と自分とのつながりを感じられる「シビックプライドの“よすが”=心のよりどころ、寄す処、縁」にしたい、という想いから始まったプロジェクト。
全国の地域に息づいている、文化や伝統といった「シビックプライド資産」を活用したプロダクト制作の第一弾として、青森県の竹浪比呂央ねぶた研究所および株式会社ポックの協力を得て「ねぶたのかけら」を使った名刺入れを制作しました。

 

 

祭りが終わると解体され、産業廃棄物として捨てられてしまうねぶたの「かけら」(実際に運行したねぶたの彩色和紙の希少な端切れ)を、青森の「シビックプライド資産」として捉えなおし、名刺入れへとアップサイクルしました。

 

自分を紹介するときに取り出すものであり、胸ポケットに入れて持ち歩く名刺入れは、心に、心臓に一番近いところにあるプロダクトとも言えます。そこに「ねぶたのかけら」を取り入れることで、目にふれるたびに青森と自分とのつながりを感じたり、たとえ青森を離れたとしても、この名刺入れが心の“よすが”になる。そんな想いを込めてつくったのが、この「シビックプライド名刺入れ」です。

 

実際に運行したねぶたの彩色和紙から切り取ったかけらを使用しているので、すべて色やデザインが異なる、それぞれが世界で一つだけの名刺入れとなっています。

 

今後は、第一弾の青森県をはじめ、他の自治体とも協働し、シビックプライドアクションとして広めていく予定です。

 

 

名刺入れは、「ねぶたのかけら」を折りこみ、ひとつひとつ手作りしています。よく見るとところどころねぶた師の下描きの跡が透けて見えたり、運行を経て色が褪せていたり―生きたねぶたの宿る、世界にたった一つの名刺入れです。

竹浪比呂央(たけなみ ひろお)ねぶた研究所
ねぶた師 竹浪比呂央氏コメント

シビックプライドと聞いて「あ、あれのことね」とわかる人はまだ少ないですし、まずは頭で理解しようとしてしまいます。

でも、この「ねぶたのかけら」を使った名刺入れを介することで「あ、こういうことなんだ」と腑に落ちる。シビックプライドという言葉になじみのない人にも、親しみを持ってもらえたり、広がっていったりする。それが、青森市の人にとっての「ねぶたが持つ力」だと思います。

こういうアクションを、まず青森市からはじめて、ゆくゆくは県全体に広げていきたい。

私はよく「ローカルのみじん切りはやめよう」と言うのですが、世界の中での日本、日本の中での青森県、青森県の中での青森市、とみじん切りをするようにどんどん小さくしていくと大きな動きにはなりません。

みじん切りではなく、逆に、青森県の様々な地域を巻き込んでシビックプライドアクションを展開することで、それが大きなうねりとなり「わたしも参加したい!」という仲間が増えていく、そんな活動に育てていきたいと思っています。

竹浪比呂央(たけなみ ひろお)ねぶた研究所
ねぶた師 竹浪比呂央氏
1959年、青森県西津軽郡木造町(現つがる市)生まれ。1989年に初の大型ねぶたを制作して以来、ねぶた大賞、第30回NHK東北放送文化賞はじめ受賞多数。東京ドームをはじめブダペスト、ロサンゼルスなど国内外で出陣ねぶたを制作。竹浪比呂央ねぶた研究所主宰。青森ねぶたの創作と研究を主としながら、「紙と灯りの造形」 としてのねぶたの新たな可能性を追求し続けている。

株式会社ポック
代表取締役社長CEO 小林大樹氏コメント

我々はサステナブルなパッケージをつくれるサービス「POC」を開発・運営するスタートアップ企業です。これまでのサステナブルパッケージ開発の知見を活かし、「ねぶたのかけら」をアップサイクルして新たなプロダクトを生み出すという挑戦に一緒に取り組めたことを非常に嬉しく思っています。これからも創造力を最大限に発揮し、地球と人のために貢献していきたいと思っています。

株式会社ポック
代表取締役社長CEO 小林大樹氏

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