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TOPBOOK&MEDIA第二のホームタウンを探していたら、自分の街がもっと好きになっちゃった。

第二のホームタウンを探していたら、自分の街がもっと好きになっちゃった。

スペアタウン 〜つくろう自分だけの予備の街〜
清野 とおる (著)  集英社
ある日突然この街に住めなくなったら・・・
この漫画の主人公は、東京都北区赤羽愛にあふれた筆者。
赤羽に長年住んでいるそうだが、有事の際、自分のホームタウン以外ですぐに移り住むことができる場所を予備の街=「スペアタウン」とし、スペアタウン探しの旅に出る。

予備の街を探すということは、今自分が何を重視していて、何に惹かれてそこに住んでいるのか?自分の住む街と向き合うということ。
筆者が描く細かい街の描写、例えば、駅前にあるファミレスで間違い探しをしながらドリアを味わう高校生の様子やビジネスホテルの一室から望む筆者お気に入りの景色などもこの本の魅力の一つである。

家も人も同じ場所にとどまって見ているだけでは本当の魅力はわからない。筆者のように勇気を出して外へ飛び出してみると、自然と地元愛が深まるのかも・・・そう思うと私もスペアタウンを探してみたくなった。


「スペアタウン 〜つくろう自分だけの予備の街〜」清野とおる(集英社/¥1,320)

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若林真衣YOMIKO 第1ビジネスプロデュース局
大好きな街に住み続けて6年。学生時代は、市民祭の親善大使やコミュニティFMのパーソナリティを務めた経験も。普段本との出会いはほぼ書店だが、歪んだ地元愛を持つ先輩に薦められ、この本を手に取った。現在、スペアタウンを探し中。

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