■岐阜市湊町は、かつて長良川の水運の川湊として、人とモノと物語が集まる場所。その場に作られたのが長良川で生まれ育った商品を扱うセレクトショップ「長良川デパート」。
■美濃和紙や竹が川湊に集まったことで発展した提灯・和傘をはじめとする、長良川生まれの美しい商品を販売。手仕事で作り上げる職人の技術を見て、触れて、体験することで、商品が生まれたストーリーまで知ることができる体験型工房「長良川てしごと町家CASA」。
■単に岐阜の土産品を扱うショップではなく、郡上市、美濃市、関市、岐阜市という長良川流域の文化やストーリーを商品と一緒に伝え、作り手の思いも届ける場。商品を扱うだけでなく、作り手と交流できる体験イベント「長良川おんぱく」も事務局を担ってきた。(主催:長良川温泉泊覧会実行委員会)
商品が生まれた背景、
作り手の存在をストーリーとして伝える場
通常その土地の商品を扱うショップは、観光客に向けて土産品が売られているイメージが強いですが「長良川デパート」、「長良川てしごと町家CASA」は、観光客はもちろん、特に地元の人が土産品を買う際に立ち寄ってほしいと言います。店長の河口さんは「ここで作られた商品を通じて、自分の育った場所の文化や、その文化ができたストーリーまでを渡す相手に届けてほしい。そんな連鎖が続いていったらうれしい。」と、接客時にはその商品が生まれた文化や作り手の思いまでお客様にお話しされるとのこと。
地元に根付いた文化や商品は、地元の人にとっては“当たり前のもの”になっているからこそ、その背後にあるストーリーまでは意外と知らないもの。商品とともに、自分の育った街のストーリーまでを知り、相手に伝えることで、“その地域に行ってみたい!”と思ってもらえる。
ここでは、かつての長良川の川湊と同様に人とモノと物語が集まる場所として、地元の人にも、県外の人にも魅力を発信し続けています。
▲長良川デパート
▲長良川てしごと町家CASA
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