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2025.08.27

そのまち特有の“なんかいいな/好きだな”の感性指標をデザインする「まち感性ラボ」始動! 

イラスト:鉄棒をする親子

この度、本サイトの運営主体である読売広告社(YOMIKO)は、株式会社ロフトワークと共同で、まちに暮らす人、訪れる人、働く人が感じる「このまち“なんか”いいな/好きだな」といった主観的な感覚の有用性に着目し、都市や公共空間の魅力を再発見するプロジェクト「まち感性ラボ」を立ち上げました。

このプロジェクトは、ハード(建築・講演・街路など)やソフト(サービス・コミュニティ・イベントなど)を評価・分析・設計・デザインする際の、新しい「感性指標」をつくることを目的に、西日本エリアにおいて2025年10月以降にリサーチを企画・実施し、プロトタイプ発表のイベントの開催も予定しています。

感性を測るとは?「使われる指標」づくりへの挑戦

これまでのまちづくりでは、人口や人流、滞在時間などの客観的な定量データが主な評価軸でした。しかし近年、「居心地の良さ」「ウェルビーイング」といった、より主観的で感性的な価値の重要性が高まっており、そうした価値を捉えようとする試みが、各地で行われています。
「まち感性ラボ」では、そのような試みを前提にしながら、生活者や自治体、クリエイターや事業者、コミュニティが日常の中で使いこなせる「感性指標」を研究・設計するだけでなく、それを活かして「まちをどうよくしていくか」という、実際のプロジェクトをデザインすることまでを視野に入れています。
例えばこの指標が、企業が地域貢献活動をする際、地域の生活者の感覚と照らし合わせる指針となる、まちの居心地やウェルビーイングという見えにくい価値を可視化することでサービス開発や施設設計のメソッドになるといった可能性を、企業や地域のプレイヤーとともに検証し、実践に移していきます。

プロジェクトメンバーのメッセージ

小関 美南(CIVIC PRIDE®ポータルサイト編集長/株式会社読売広告社 都市生活研究所)
全国各地を取材する中で、“いいまちにしたい”という一心で励んでいても、その成果や効果を示す指標自体が乏しいために、活動が長続きしない――そんな悩みやジレンマを抱える人が多いことを知りました。
このプロジェクトでは、これまで言葉にできなかった「まちに対して人が抱く感覚」を、感性指標という形で可視化することを目指します。
チャレンジングな試みではありますが、このプロジェクトを通じて、各地の良い活動を持続可能な形に育てていくための拠り所となるような新たなアプローチを生み出したいと思います。

小島 和人(株式会社ロフトワークプロデューサー / FabCafe Osaka 事業責任者)
経済的合理性だけでは見過ごされがちな「なんかいいな」「好きだな」といった感性は、まちの豊かさを測る大切な指標です。
誰もが納得する完璧な指標は難しいですが、「まち感性ラボ」では、多様な人々がそれぞれの豊かさを実感できる活動の基点となる感性指標を丁寧につくり、まちで活かすことに挑戦します。 まだ言葉にならない感性に光を当て、新たな都市の価値を共創していきましょう。

活動の詳細は、FabCafe Osakaのサイト・SNSにてお知らせします
FabCafe Osaka Website:https://fabcafe.com/jp/osaka/
SNS:https://www.instagram.com/fabcafe.osaka/

問い合わせ:CIVIC PRIDE®ポータルサイト編集部
メール:civic-pride@yomiko.co.jp   

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