ストーリー
漫画家を志し、アシスタントとして働く、主人公の堀口。彼女にはどうしても伝えられない気持ちがあった。
ある日、職場で居眠りをしてしまった堀口が目覚めると、そこはどこか見覚えのある高校の教室。
窓の外には、自分が描いた、あの秩父の風景が広がっていて・・・
漫画家を志し、アシスタントとして働く、主人公の堀口。彼女にはどうしても伝えられない気持ちがあった。
ある日、職場で居眠りをしてしまった堀口が目覚めると、そこはどこか見覚えのある高校の教室。
窓の外には、自分が描いた、あの秩父の風景が広がっていて・・・
本作の主人公。
漫画家を志し、浅見のもとで漫画アシスタントをしている。秩父には行ったことがないが、現在担当中の漫画の舞台が秩父なので、秩父市の歴史や文化、観光名所などについて勉強中。気の強いタイプではないが明るく表情豊かで、好きなことには一生懸命な性格。ちょっぴり流されやすいのが玉に瑕。
秩父市出身の漫画家。
大好きな地元を盛り上げようと、秩父市を舞台にした漫画を執筆中。 努力家で、自分の中に芯を持った人物であり、言う時は言うタイプであるが、こと恋愛においてはその力を発揮できない。 優しい性格で、不器用ながら察しよく気遣いができるタイプ 。しかし、ドジな一面から気遣いが空回りすることも。
浅見深太郎が連載する漫画のヒロイン。
幼馴染である新井に好意を寄せているが、なかなかその気持ちを言えずにいる、秩父在住の女子高生。短い前髪がチャームポイントで、外見がどことなく堀口に似ている。
浅見深太郎が連載する漫画のキャラクター。
高梨にずっと恋心を抱いており、勇気を出して高梨を夏祭りに誘う。気遣いができて優しいイケメンだが、おっちょこちょいな性格は作者の影響を受けている様子。
作中に登場する秩父の観光地・特産品をご紹介します。
高梨と新井の待ち合わせ場所や、お参りシーンで登場する秩父神社。関東屈指のパワースポットとして知られ、本殿では左甚五郎の作と伝わる色鮮やかな社殿彫刻を見ることができます。知恵の神様とされる八意思兼金命(やごころおもいかねのみこと)が祀られており、学業成就、合格祈願、子孫繁栄などのご利益が。また、おみくじを川に浸し、しばらくすると文字が浮かび上がる「水占い」も有名。ピンクの恋愛面の運勢を占うおみくじと白い総合的な運勢を占うおみくじがあります。
秩父神社HP秩父鉄道『御花畑駅』から続く秩父神社の表参道。石畳の道の両脇には、食堂、カフェ、スイーツなど様々なお店が建ち並び、大正レトロな風情あふれる国の登録有形文化財などの建造物が多く現存しています。また、街なかにはかわいらしいモチーフが特徴的な開運案内板『どこいくべぇ』が100箇所設置されています。街歩きの際はぜひご注目ください。
番場通りとは毎年7月19・20日に行われる秩父の代表的なお祭りのひとつ。冬の秩父夜祭に対する秩父神社の「夏祭り」、お祇園とも呼ばれています。埼玉県指定無形民俗文化財にも指定されており、絢爛豪華な8基の笠鉾・屋台が秩父屋台囃子を響かせながら曳き廻され、多くの出店とともに街なかをにぎわせます。荒川の清流であらゆる災厄を流しさる”みこし洗い”で川瀬祭は最高潮に。
川瀬祭とは実は、全国各地で歌われている卒業ソング『旅立ちの日に』の発祥の地でもある秩父。『旅立ちの日に』がさらに広く歌い継がれていくことを祈念して、この旅立ちの丘が作られました。夜間ライトアップも行われており、展望デッキからは秩父の夜景を一望することができます。また、雲海の絶景スポットとしても有名で、雲海の出た朝には多くのカメラマンが集まります。
旅立ちの丘とは作中の後半、高梨が着ている浴衣は、秩父銘仙という伝統工芸品。平織りで裏表がなく、表が色褪せても裏を使って仕立て直しができるのが特徴のひとつです。また、明治時代に特許を取得した「ほぐし捺染」は、機械で織物を織り上げる際に仮織りした段階で染色し、緯糸を手でほぐしながら織っていく技法。型染めされた経糸(たていと)と緯糸(よこいと)は色が違うため、見る角度によって独特の光沢が生まれます。この玉虫色の光沢こそ、秩父銘仙の最大の魅力です。
秩父銘仙とは作中で高梨がお祭りの出店で購入していた秩父地方に古くから伝わる郷土料理。ホクホクとしたジャガイモに甘辛い味噌が絡む「みそポテト」は、現在ではさまざまなシーンで親しまれ、秩父市内では大人気のお惣菜メニューとしてどこのスーパーでも売られています。
秩父市のイメージキャラクターポテくまくん。いつも明るく前向きで、元気の源はみそポテト。みそポテトがなくなると、とたんに元気がなくなってしまいます。マイペースで、みんなと遊ぶのが大好き。キーホルダーやかばんなど、様々なグッズが展開中。作中のいたるところで登場していますが、皆さんは何匹見つけられましたか?
ポテくまくん プロフィール高梨が教室で読んでいるのは、宮沢賢治の「さわやかに 半月かかる薄明の 秩父の峡の かへり道かな」という詩です。学生だった宮沢賢治が地質調査に訪れた際に詠んだ詩で、ジオパーク秩父では当時の宮沢賢治一行の足跡をたどる「宮沢賢治 青春の旅 コース」もあり、秩父地域(秩父市、長瀞町、小鹿野町)を巡ることで若き日の宮沢賢治が体感した秩父の自然を感じることができます。
宮沢賢治 青春の旅コースZ世代の新たな視点で秩父の魅力や価値を再発見し、若年層と親和性が高い縦スクロールフォーマットの漫画で秩父の魅力を発信することで、観光課題の解決を目指す取組です。日本女子大学、秩父市、西武鉄道、読売広告社の4者の産官学連携により、プロジェクトを推進しています。
企画柴田 愛・高橋 英幸・山下 雅洋・鈴木 健司(読売広告社)
制作・編集天野 大輔・大林 彩香(パルプライド)
読売広告社が持つCIVIC PRIDEの知見を活用し、地域を取り巻くステークホルダーと協働することで、産・官・学による連携で地域の魅力を再発見し、ストーリー仕立ての縦型スクロールコミックを制作。再発見した魅力を新しい角度から伝える取り組みです。
自治体と企業と大学。3つが集まって、「三方よし」なシナジーから生まれるこの漫画サービスを「JIMOTOON」と命名し、プロジェクトを推進しています。
地元に根付く文化や伝統を深く捉えるとともに、物語の創造的面白さを追求し、地域の内外から愛されるコンテンツの開発を目指しています。
※CIVIC PRIDEは、株式会社読売広告社の登録商標です。